醤油

  (最終更新日:2020.11.14)

【再訪】饗 くろ喜(浅草橋or秋葉原)

【総評】

看板メニューの塩そばとの違いを鮮明に、ややコッテリ目に独自の進化を遂げた一杯。

ラーメンの奥深さに再び感動。

あの「特製塩そば」の感動以来、頭の中は「くろ喜」でいっぱい。

また食べたいという気持ちよりも、

妻に食べさせてあげたい。妻が「美味しい」と言っている顔が見たい。

でも行列を考えると土日は難しい、、、と思っていた矢先、

その夢が今回実現することとなった。

この日は朝から人間ドックのため、休暇を取っていた。

朝一の受付で終わったのが10時15分。

くろ喜の開店時間は11時30分

いい感じで並べるかもしれない。

人間ドックの特典でランチチケット(本日限定)をもらっていたが、 それよりもくろ喜優先だ。

今日を逃せばいつになる!!

急いで妻に電話。食べたい?と聞くと「食べたい!」と即答。

そうと決まれば、ここからは猛ダッシュ。浅草橋駅から小走りでくろ喜へと向かったのであった。

11時10分 到着 13番目

1巡目は無理だが、上出来である。

「思い立ったが吉日」即行動した甲斐があった。

並んでいるとスタッフに促され、食券を購入。

自分は「特製醤油そば」+「大盛」

妻は「特製塩そば」+「大盛」

前回、塩そばを食べたので今回は醤油を選択。

再び並ぶとしばらくしてスタッフが食券を回収に。

ここでお決まりの「手揉み麺」or「細麺」の選択。

私・妻ともに「手揉み麺」をチョイス。

(前回の手揉み麺が美味しすぎて冒険できず。

 細麺は次回以降の宿題。)

2人で待っていると待ち時間も苦ではない。

11時25分 約25人待ち

11時27分 一巡目の案内開始。

11時45分 入店

今回はカウンター奥に着席。(前回は入口近く)

黒木店主の目の前という特等席。

目の前には具材が綺麗に並べられ、ライブ感満載。

座る位置によってもお店の表情が変わる。

リピートする客に対しても新鮮さを感じさせる店づくりをしていることが分かる。

今回も楽しみで仕方がない。

待つこと2~3分。

あっという間に着丼。

特製醤油そば(1550円)+大盛(150円)

塩そばと印象が違う!ややコッテリ感!?

器の手前に少し醤油がついているのが、決して汚れではない。

これは、丼から直接スープを飲んだ時に味が変わるという仕掛けとのこと。

卓上の説明文にもある通り、店主こだわりの有田焼の丼から直接スープを飲んでもらうための 計算された演出。

どこまでもこだわっている。。。

【スープ】

塩そばに比べ、全体的に少しコッテリした見た目である。そう感じさせるのは、富士幻豚の背脂の存在が大きい。

魚介(煮干し・昆布・鯖節・あさり)ベースのスープの周りを、背脂に加えて醤油が優しく包み込んでいる。

何ともまろやかで深い味わい。富士幻豚の背脂は決して主張することなく、ほんのりとした甘さを提供してくれる。

今回もうっとりするような美味しさ。。。

また、焦がし玉ねぎが少量乗っており、

含めて飲んでみると、香ばしさがプラスされ、豊かな味変を楽しめる。

【麺】

前回の塩そば同様、言うまでもなく旨い。

表面がつるつるした加水率が高めの麺。

小麦の味わいは控えめだが、噛むほどに甘みが増し、背脂の甘みと、出汁の旨みと合わさる。

美味しい!!

【ワンタン】

加水率高めのトゥルトゥルな皮。

喉越しが良く、皮が主役といっても過言ではない一品。

【豚バラ焼豚】

塩そばでは胸肉であったものが醤油では脂が効いた豚バラの焼き豚となっている。脂の甘みが強く美味しい。

塩そばより少しコッテリしたスープであるため、具材も少しパンチを効かせたほうが全体として統一感が取れる。具材の食材一つでも見事に世界観が作られている。

【丹波黒どりもも肉】

塩そばと同様、噛むほどに旨みが飛び込んでくる。

塩・醤油ともに合うオールラウンドプレイヤー。

【メンマ(福岡「糸島めんま」)】

安定感抜群。本日も柔らかで、穂先メンマのような感覚。

味付けは極めてシンプルで、スープと干渉しない点が◎

【ちぢみ小松菜(埼玉「真々田農園)】

シャキッとしており。ほのかな苦みと甘みが良いアクセントになっている。

【大根】

スープの奥底に眠っており、一見気付かない。(取り忘れ注意)

おでんの如く良く味が染みており。ホッとできる味。

【ねぎ】

塩そばとは異なり、輪切りがメイン。

塩そばよりもコッテリ仕上げている分、さっぱりさせるものは敢えて最小限とすることで、

塩そばとの違いをより鮮明に楽しむことができる。

【味玉】

塩そばと同様、繊細なスープに流れ出ないよう、計算されて煮込まれている。

いつも同じメニューを楽しむのも勿論幸せなことではあるが、

ポテンシャルの高い店は、その期待感から客に新たな選択肢を提供してくれる。

今回は敢えて醤油に挑戦し、塩との違いを楽しみながら味わうことができた。

これもくろ喜の楽しみ方の一つ。

今回もあっという間に間食。

ごちそうさまでした。

【(参考)妻の感想】

特製塩そばのスープを一口飲んだ瞬間、「美味しい」と言ってくれ、何故だか、私も嬉しい気持ちに。

店主やスタッフは、客一人一人の「美味しい」を

直接聞くことで、己を奮い立たせ、日々誇りをもって厨房に立っているんだな。と感じた。

明日からも頑張ろう。

退店時
12時 20人待ち

【総評】

看板メニューの塩そばとの違いを鮮明に、ややコッテリ目に独自の進化を遂げた一杯。

ラーメンの奥深さに再び感動。

【店舗情報】

コート掛け:無

荷物置き:カウンター下に小棚有

椅子:背もたれ有(コート掛け可)

紙エプロン:無?(詳細不明)

水:スタッフよりサーブ

レンゲ:セルフ(カウンター上)

紙ナプキン:有(卓上)

行列接続方法:まず並ぶ。(列が進みスタッフより促されたら食券購入)

【以下、食べログより引用】

饗 くろ喜(食べログへのリンク)

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